この2年間でシャドウバースに対するモチベーションは大幅に低下した
様々な要因が考えられるが、その一つが新型コロナウイルス蔓延によるRAGEのオンライン化だろう
まずはオンラインRAGEのイベントとしてのつまらなさ
・普段の対戦と変化がないことによる大会感の薄さ
・尋常じゃない試合間の待ち時間の長さ
・Discordのチャット欄で繰り広げられる無法地帯
・負けたら不貞寝するだけの虚無さ
0-1したらさっさとリタイアして休日を過ごすほうがマシだと思えるほど無駄な時間が多く、実際にリタイアした回もある
本来なら自分で環境を整えて大会に向けてやる気を出すべきなのだろうが、その価値すら感じないほどにオンラインRAGEがどうでもよかった
次に拘束期間の長さ
day1,day2,プレーオフ,グランドファイナルを別の週に行い、毎回デッキを考えなければならない
期間中に能力調整が入ることもしばしば
職業:シャドウバースでもない限り、このゲームにそんなに時間を使う気にはなれない
ちょっと勝つだけでも膨大な時間が消えることが見えているこの方式は端からやる気が出ない
結局自分はオンライン中にday1を抜けることはなかったのでこれはただの杞憂に終わるわけだが
最後にオフラインRAGEが支えていたこのゲームのモチベーション
冒頭で述べたオンラインRAGEのつまらなさと被る部分が多いが、オフライン時代のRAGEというイベントはとても楽しかった
文句を言いながらも遠路はるばる幕張に向かって気分を高め、試合間は雑談をし、負けても応援やサイドイベントを楽しみ、終わったら食事に行く
オンラインRAGEのチャット欄に潜むバケモノたちは何故かオフラインにはいない
2日間が終わればファイナリストの8人以外は等しく敗者として幕張を去ることになるのもいい
こうしたゲームに付随する"第二の楽しみ"がいつのまにかモチベーションの半分以上を占めるようになっていた
そんな中でコロナウイルスによるオフラインRAGEの消滅
"第二の楽しみ"を削ぎ落としたシャドウバースそのものの面白さと向き合う気力は残っていなかった
正直このゲームそんなに面白いか?
RAGEを糧にしていた一般人がやる理由完全に消えたんだけど
純粋にゲームに取り組むストイックさはいつの間にか失われていた
月日は流れ、最近になってイベント開催に対する規制は緩くなっていき2年ぶりのオフラインRAGE開催が決定
消え去ったモチベーションが完全に戻ることはなかったが、重い腰を上げて久々にレートに潜ってみる
デッキはとりあえず強そうなロイネクで
第20期前半戦
全然勝てないので途中で飽きた
デッキごとの戦績
ロイヤル
ネクロ
ロイヤルは及第点
老人にもやさしいデッキだった
ネクロは50%切ってるけど何事?って感じだが自分の中で理由は明確だった
《瘴気の妖精姫・アリア》と《スケルトンレイダー》がぶっ壊した現代シャドウバースについていけないのである
自分の盤面にフォロワーを残すことが相手の打点に繋がるゲームをこの1年やってきた猛者たちに太刀打ちできない
ネクロミラーの睨み合いが意味不明すぎて自分の行動が間違っていても判断できない
痺れを切らしてこちらから動いたら気が付いた時には死んでいる
相手が動くのを待ったらそのまま押し切られる
このゲーム本当に面白いか?
結局ネクロを練習するのではなく他のデッキを探すことに
なんかねえかなと思いつつTwitterを漁っていたら目についたのがこのツイート
時間的にも集中力的にもボーダー的にも厳しいと感じたので、今期のレートはこれでおしまいにします
— ねねね (@nenene_sv) 2022年5月1日
戦績 52-25
レート 1887(最高1923)
ハンドレスヴァンプは良い相棒でした pic.twitter.com/piP82MmfiQ
急遽ハンドレスヴァンプに白羽の矢が立った
第20期後半戦
RAGEまであと1週間というところでレートの後半戦が始まった
自分で潜る気力は湧かなかったのでハンドレスヴァンプを使用しているAtom/SHGの配信アーカイブを見る
Atom/SHGに関しては「上手いやつがちょっと変なデッキ使って勝つ」だけだから一般プレイヤーには参考にならないという印象があった
だがヴァンプのプレイを眺めているとまあまあメッセージ性を感じる
結局このアーカイブを見る時間が一番成長に繋がった
自分のハンドレスヴァンプの出力は0.8Atomほどに向上した
デッキはAtom式のパルクールウルフ1枚をゴブリンブレイバーに
ロイヤル獣人枠の採用
ベルエンジェル×2,ゴールデンウォーリア×2の構築がテンプレとして広く認識された頃、ちょっと遊び心が出てくる
面の狭さに対応できるカードを1枚くらい入れたくなってきた
獣人だ
シャドウバース界の獣人が無能だというのは有名な話である(例:セタス・ロウ)
↑味方が死ぬ度「止まって見える!」とか戯言を言い出す獣人
「RAGEに獣人連れて行ったら面白いだろうなあ」という理由で役割が薄いと感じていたゴールデンウォーリアーの2枚目をジェノに変えた
後でジェノを持ち込んだ人間がそれなりにいたことに驚いた
やっぱりみんな獣人が好きなんすねぇ
デッキは決まったのであとは練習するだけだったのだが、ワッカの動画を見ていたら気が付いたときにはもうRAGE当日になっていた
正気か?
Day1
雨で気が重い
幕張遠すぎる
やはりRAGEはオンラインで開催すべきでは…?
対戦相手はロイネクウィッチの中から2つ選択している人が多かった
全く楽ではなかったが0.8Atomの出力を手に入れたヴァンプが先に抜けてロイヤルに2回チャンスを与えてくれた
5回戦 vs Spicies
ヴァンプが1.0Atomを叩き出して勝った次のロイヤルミラー
相手が思うように連携を稼げず、かなり有利な展開だと思っていたが気が付いたら負けていた
脳内で9人のワッカたちが「ゲキカラ、ロイヤルマジ上手すぎだろ!」と大合唱を始める
こんなときに出てくるな
3本目なんとか取って勝ち
望外の5-0でday2へ
Day2
配られた竜の託宣がメルカリで飛ぶように売れている
獲得した景品をメルカリで売ってしまったらchinoさんに顔向けできない
待機席で竜の託宣談話をしていると隣席の親切な方からスリーブをいただいた
自分は貰った竜の託宣を無造作に財布に突っ込んでいたので有難く頂戴する
コンディション的には過去結果を出せた回と遜色なかったので今回そこそこいけるのでは?と思っていたが早期に打ち砕かれる
1回戦 vs LVS|Era53
元々「ゴミ山大将エラスムス」とかいうどうみても語感と読みやすさで選んだだろっていう名前だった癖に「えらふぃふてぃーすりー」って何?
適当に名前つけてんじゃねえよ
呼びにくいから今からでも改名してくれねえかな
開幕からヴァンプが1.0Atomの出力を見せてくれて1勝
2戦目のロイネク
ランクマッチならベルエンジェル×2で全顔
上手い人なら除去してベルエンジェル×2とかするんかな
自分はジェノと目が合ったので獣人に走ってもらう
必要なカードは上から引いてくることを祈る
そしたら帰ってきた盤面がこれ
ケルヌンスージー進化ケルヌンで1/2踏んで再誕からスージーでジェノ殴り
攻撃力6にして「自分アトス怖くないですよ」とでも言いたげなデスキャットリーパー
盤面にメッセージ込めて殴りかかってくるのやめてほしい
さぞドヤ顔してるんだろうなあと思って正面見たら涼しい顔してやがる
これだから上手い人と試合するのは嫌なんだよなぁ
ここから顔詰めに行ったものの相手の6tカオティックドゥーム本体が重すぎて負け
↓ド正論でぶん殴ってくるnote集、ロジハラやめてほしい
3回戦
これがこのゲームを5年やっている人間の大会本番の姿か…?
90秒間この盤面を噛み締め続け、そして負けていった
day2 1-2
RAGE Summer
— 東京大学に潜むホームレス (@uthomeless) 2022年5月15日
day1 5-0
day2 1-2
で終わり
昨今のポリコレ事情に配慮して獣人のジェノを採用
真面目に勝ちに来てる人間をヴァンプで破壊するの楽しかった
ロイヤル 6-7
ヴァンプ 8-1 pic.twitter.com/XSfYc5CwOm
反省
ヴァンプは0.8Atomくらいのパワーを手に入れることに成功したが、ロイヤルは0.3Spiciesくらいにしか辿り着いていなかった
day1では頑張ってくれたもののday2ではボロボロ
レートで多少勝ってしまったせいで疎かにしてしまった部分がある
とはいえ今回はday1抜けた時点で十分な成果といえるだろう
上で戦えるほどの練習積んでないししゃーない
このブログの〆に立ち食い梅干しでも食べに行こうかと思ったけどあまりにも無駄すぎてやめた
酔狂すぎるだろ立ち食い梅干しって
なんだよ立ち食い梅干しって
低モチベ時代の負債は大きくシャドウバース力は大きく衰えてしまった
だが、今回のRAGEではいろいろ嚙み合えば一泡吹かせられるくらいの希望は見えた
死にかけのセミが最後に大暴れするようにどこかで一矢報いたい