この記事を書く前になんやかんやが起きていそうな雰囲気があり
申し訳程度の注意書きが必要かなと思ったので
この記事はあくまで個人の感想なんだなと思って読んでいただければ幸いです
世界王者に勝ったら100万という凄まじい企画と一緒に華々しく発表されたプロリーグ発足を聞いてプロになる希望を抱いた方、慎重な目で見ていた方、いろんな方がいたと思います。
逆にランカー未経験、大型大会実績無しの人が説明会に行ってたらそれはそれで面白いけど
— オタク (@otaku_sv) 2018年3月14日
採用者の立場になった時、そんな人間を30万払って取るか考えたら3秒でわかる
このゲームも始まってそろそろ2年が経とうとしています
自分は今までいわゆるMPランキングは最初の1週間しか走ったことはありませんし、大型オフライン大会のRAGEは毎回DAY1落ちです
明らかにプロ門前払いの実績で巷でよく流行ってるアルファベット3文字や十戒などのアマチュアチームにも落ちると思われます
プロリーグ発足と聞いて自分が感じたのは2年もあったのになんら結果を残さなかったことに対する後悔でした
ならばしょうがない、純粋な強さで売り込むのはどうだろうかとなるものの
RAGEならば1/全参加者の確率で優勝できると思いますが、実力は実績より更に不足しており、強さで選ばれる確率は0%です
例えばこれで面接に臨んだとして
「東京大学に潜むホームレスです!、RAGEは最高DAY1で3-2、各地の大学のホームレスをMPランキングに集めた実績があります!好きなカードは死滅の霧です!お気に入りの画像はこれです!」
面接官「んー、プロとして相応しい!採用!」
とはならないんですよね
— 東京大学に潜むホームレス (@uthomeless) 2017年6月12日
今まで言う機会がなかったお礼を一言
当時レーティング用にTwitterアカウントを作っただけなので一切呼びかけなどはしていないのですが、恐らくどなたかがなんとなくノリで始めたムーブメントに参加していただいたほーむれす・めあさん始め様々な方に心からの感謝を申し上げたい
とはいいつつもシャドウバースのプロリーグ説明会には非常に興味がありますし、同日のRatings杯に参加して見たくても見にいけない方もいらっしゃるだろうということで自分がこうして記事に書くのを目的に行くのもいいなと思い参加の申し込みをしました
プロリーグ説明会住所に苦戦しつつも辛うじて応募完了
— 東京大学に潜むホームレス (@uthomeless) 2018年3月10日
プロ通らずとも後日説明会の様子を記事にするつもりで臨む万全の態勢
そんなときに世界王者がこんなことを
プロリーグの説明会ってみんなスーツで行くのかな?
— 紅茶/PaR (@_blacktea_sv) 2018年3月11日
普通の説明会といえばスーツですし、もし説明会会場で少数派だったとしても、周りがほぼ私服のRAGE会場でも着こなすすーつねす・めあさんがいらっしゃるため個人のスタイルとして認められるであろうスーツは安定択のようにみえます
自分はホームレスでスーツなど持ってないため、参加するならば服装はいつも着ているぼろ布一択なのですが世界王者のひとことで不穏な空気を感じ、若かりし中学時代の思い出が蘇ってきました
中学3年、周りがいわゆる受験モードに入り勉強に集中する中、周りの空気についていかずに遅れをとった自分も夏休みに入ったということでとりあえず県内で有名な塾が主催してる模擬試験を受けることに
当時から意識の低さの塊みたいな人間だったので当然の如く私服で向かうとなんと周りはみんな制服を着ており、好奇の目を向けられ、その塾の講師からは注意される始末
内心で「制服着たところで点数変わらんやろ」と思いながらアロハシャツ半ズボンビーチサンダルで全科目受けた過去を思い出しました
当時の自分は見知らぬ地で多少浮いたところで家があったので最強だったのですが、今はか弱いホームレス
浮くのは嫌だなあとぼんやり思っていたところ
【3/17(土) 選手選考説明会について】
— RAGE (@esports_RAGE) 2018年3月15日
お問い合わせが多かったご質問に関して
回答させていただきます。
♦当日の服装について♦
私服で問題御座いません。
※過度な露出や周りの方に迷惑のかかる
着ぐるみやコスプレなどはご遠慮頂くようお願い致します。
→https://t.co/BW1qXL0ixc#RAGE
RAGE側の発表でまあスーツがベストだろうけど私服でも問題なさそうでとりあえず一安心といった感じでした
さて前置きが非常に長くなりました
長々とした自分語りにより何らかの不穏さを求めて読んでいた人は飽きてブラウザバックしたかと思います
ただ単に飽きてしまった方には非常に申し訳ない
ようやく本題に入ります
3/17のプロリーグの説明会に行ってきました
自分が参加したのは15:30開始の部
全体で3回行われる説明会の2回目でした
結局スーツの方は半分くらいだったでしょうか
これ着ていくか〜〜〜 pic.twitter.com/TVB4iIgAmw
— さわむら・S・ぬえりり (@Sir_nuen) 2018年3月15日
こんな服を着ていたファイナリストの方もいました
運営事務局の方の挨拶の後、各チームによる説明が始まりました
1.au デトネーション
まずはau デトネーションからDetonatioN Gaming CEOの梅崎さんによるプレゼン
既にeSportsのプロチームとしての実績があり、事前の下馬評が最も高いチームだったのではないでしょうか
説明の中ではスポンサーの多さや福利厚生の充実、元プロの社員の多さからセカンドキャリアについても言及がありました
「au デトネーション」の優位性 (説明時の資料から抜粋、以後も同様)
- チーム設立7年目となる為、チーム運営におけるノウハウ
- 多くのスポンサー様からの製品提供、貸出
- 社員の9割が元プロ選手という点で、選手目線からプレイヤーケアや
マネジメントを行える- 代表の梅崎を中心としたeスポーツ界隈での人脈
シャドウバースのプロリーグという未知の領域に踏み出すにあたってこうした安心感のあるチームは応募の際の大きな理由となることでしょう
・ 求める人物像
「勝ちに貪欲であること。 - 目標の為にストイックになれる方を求めています。」
求める人物像も「らしさ」が出ており、プレゼン全体を通してeSports界を牽引するチームである所以が十分に伝わってきました
感想としてはもし自分が正統派の結果を残しているプレイヤーなら即決し、何年かかってもプロになる気なら今年はダメ元でも毎年応募し続ける価値があると感じました
が、自分はそのどちらでもないので応募しない気がしますね~
読み返すと持ち上げすぎな気がしないでもないですが、もともと志望してたような人にとっては決定の後押しになるようなプレゼンだったと思います
ただ1つ気になっていたことがあったので後半の質問会で聞いてみました
現在既に所属しているシャドウバース部門の方の待遇がどうなるのか、その選手たち以外の枠を公募するのかどうかについてです
これについては一度まっさらな状態にして公平に選考し、既に所属している選手が入ったとしても最大2名までという返答をいただきました
まあ普通に選考で勝負しても勝てないのですが一応気になっていた方もいたと思うので書いておきます
あとは1日にゲームに対して取り組む時間や1ヶ月の配信時間に関する目安についても言及がありましたが具体的な時間を覚えていないので割愛
しっかり取り組める人なら問題ないくらいの時間だったと思います
5月からいったい誰がDNG所属になるのでしょうか、楽しみです
https://rage-esports.jp/league/pdf/au_detonation.pdf
プレゼン時の資料をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
2.名古屋OJA ベビースター
続いて名古屋OJA ベビースターから片桐さんと黒澤さんによるプレゼン
プロチーム発足決定後からTwitter上で積極的に活動していたのをご存知の方も多いかと思います
まずは片桐さんのお話から
3本の動画を参考資料として紹介し
・名古屋を元気に
・日本を元気に
・優しい社会に
という目指すものを提示し、他のeSportsであるFIFAやOverwatchの選手が所属していることなどからスムーズに参入できることをアピールしていました
具体的な選考方法についても言及がありました
・あなたの 志 を教えてください。
またその志と 「名古屋OJAの目指すもの」との
関係性について教えてください。
表現方法自由 文章の場合は 800字 以上(Googleフォームは開設します)
※参考資料として挙げている3つの動画をご覧になってから
作成されることを強くお勧めします。・小学校から現在までの履歴書
・面接 (東京都内 or オンライン)・OPENREC.TV でのオーデション配信 数日間
OPENRECでの公開オーディションを行うとのこと
昨今のアイドルにならって視聴者も選手を決める権利を持つそうです
プロリーグは興行でもあるので選手に親しみを持ちやすい方式だと思います
日本のeSportsを強くするのではなくeSportsで日本を強くするという言葉が印象に残りました
その後黒澤さんによる熱弁があり、プレゼンが終了
・我々 名古屋OJA ベビースターの良き仲間として、
理念(「名古屋OJAの目指すもの」)を体現してくれる方・非喫煙者
求める選手の条件として非喫煙者が含まれているのは面白いなと思いました
プレゼンから一番熱意を感じたチームであり、個人的には実績のない選手にとって一番プロ選手になれる可能性があるチームだと感じました
説明会外でなんやかんやありそうですが、説明会やTwitterでの活動でこのチームにいい印象を持った人はわざわざその認識を変える必要はないと思います
自分の認識としては
名古屋OJA怖すぎるなんだこれ
— 東京大学に潜むホームレス (@uthomeless) 2018年3月17日
んー、プレゼンがなんか怖かった!w(このツイートいいねされてるのも怖い)
https://rage-esports.jp/league/pdf/nagoya_oja.pdf
プレゼン時の資料をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
3.よしもとLibalent
3番目はよしもとLibalentからLibalentの西田さんによるプレゼン
とても落ち着いた声のイケメンでした
プレゼンから伝わってくるのはLibalentとタッグを組む吉本興業の強み
エンタメ事業を展開する吉本興業の全面協力のもと
プロゲーマーとしての活動ができる!!
また、吉本興業のタレントマネジメント力を
存分に発揮し、TVなどのメディアへの露出の可能性も!
かなり魅力的かつ他のチームにはない独自性を打ち出しておりこれだけでも選ぶ価値はあると思いました
・様々な番組に出演する可能性!
・芸人やタレントとコラボ配信?!
・スポンサー様からの提供物品 利用可能
・ルミネtheよしもと見放題!
その他の特典として挙げられている項目も個性的
後々もゲームに関わる仕事をしたい人に対してはLibalentがセカンドキャリアをサポートできるそうなので率直にいいタッグだなと思いました
明るく、元気なプレイヤーを求めているということで
ゲームスキル
キャラクター
トーク力
このうち1つでも自信がある方なら歓迎しているそうなので心当たりのある方は応募を検討してはどうでしょうか
Libalentにも既にシャドウバースをしている選手が所属しているのでau デトネーションと同じ質問をしようと思っていたのですが、先にau デトネーションの質問会に向かってよしもとLibalentの質問会もかなり盛況だったのでまあいっかとなり断念
どうしても気になる方は応募前に確認してみるといいと思います
https://rage-esports.jp/league/pdf/yoshimoto_libalent.pdf
プレゼン時の資料をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
4.レバンガ☆SAPPORO
そして最後はレバンガ☆SAPPOROによるプレゼンでした
プロバスケットボールチームのレバンガ北海道とそのオフィシャルパートナーであるサッポロビールのタッグです
レバンガ北海道の紹介動画が流れ、Bリーグでの観客動員数が第2位であることと昨年度単年黒字達成の実績を紹介
興行としてのプロスポーツチームを成功させているのは大きなアピール材料だと思いました
北海道に明⽇の“ガンバレ”を。
というスローガンを掲げているそうです
レバンガの優位性
<スポーツエンターテインメントのノウハウ>
<プロ選⼿(外国⼈選⼿含む)保有実績>
<スポンサー獲得実績>
優位性として紹介された中で個性的なのは上の2つ
"魅せるスポーツ"としてのエンターテインメント性を追求していることがeSportsとの親和性が高いことをアピール
海外選手を獲得している実績も該当選手にとっては見逃せません
最後まで諦めず、北海道のために戦い、
⼈々の⽣活に「感動」を与え続け、
地域から愛され続けるチーム
を目指しているそうなので共感する方はぜひ応募してください
プロリーグが興行である点をうまく活かせるチームだと思いました
必須要件として20歳以上の選手を求めている点が他のチームと少し違います
https://rage-esports.jp/league/pdf/levanga_sapporo.pdf
プレゼン時の資料をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
ということで個人的な感想を加えて大まかに4チームのプレゼンの紹介をしてきました
どのチームも個性があって1チームしか応募できないということもあり、なかなかどこに応募するか決めるのは必然難しくなります
選手の待遇にも結構違いがあると感じたので本気でプロを目指す方はいろんな観点から応募するチームを判断してほしいと思います
自分の説明会を受けるスタンスとしてこの記事を書くためというのが参加理由が9割だったエンジョイ勢なので、もしこの記事に求めていた情報がなかったら非常に申し訳なく思います
また正直なところ、説明会全体を通して良くも悪くも興行という雰囲気を感じたので最高レベルのプレイヤーたちの戦いを期待するならRatings杯を見ればいいし、自分がプレイヤーとして目指す先もそちらになると再確認できました
この辺はできれば争わずに住み分けできればいいなと願っています
とりあえず3/21のグランドファイナルでまた多くの情報が明かされると思うのでそれまでは様子見が無難ですかね
とりあえずエントリーは26日までなので、21日の追加情報がでるまで待ちます
— サトシ (@atodorosatoshi) 2018年3月17日
あのWGP日本代表のサトシさんもこう仰っているから間違いないですね
あと一時間で進級発表
— サトシ (@atodorosatoshi) 2018年3月17日
落ちてたら、プロゲーマー目指します
落ちました
— サトシ (@atodorosatoshi) 2018年3月17日
わあ
死滅の霧に単位一掃されるサトシ
ということで、どんな選手がプロに選ばれるのか非常に楽しみです
おわり